ウォーキングで血流が良くなる理由|ふくらはぎが「第二の心臓」と呼ばれる仕組み

こんにちは、神住です。健康のためにウォーキングをしている人は多いと思います。
「歩くと血流が良くなる」「むくみが改善する」と言われますが、その理由を詳しく知っている人は意外と少ないのではないでしょうか。

実はウォーキングの効果の大きな理由は、**ふくらはぎの筋肉が血液を心臓へ送り返すポンプとして働くこと**にあります。そのため、ふくらはぎはしばしば「第二の心臓」と呼ばれます。

足の血液は重力の影響で下にたまりやすいですが、歩くことでふくらはぎの筋肉が収縮し、血液を上へ押し戻す仕組みが働きます。

この記事では、ウォーキングと血流の関係、そしてふくらはぎがどのように血液循環を助けているのかを分かりやすく解説します。

目次

ふくらはぎが「第二の心臓」と呼ばれる理由

人間の体では、心臓が血液を全身に送り出しています。しかし脚の血液は重力の影響を受けるため、心臓に戻るのが難しいという特徴があります。

ここで重要な役割を果たすのが、ふくらはぎの筋肉です。

ふくらはぎには主に

腓腹筋
ヒラメ筋

という筋肉があります。

これらの筋肉が収縮すると、筋肉の周囲にある静脈が圧迫され、血液が上方向へ押し出されます。この働きを **筋ポンプ作用** と呼びます。

つまり、ふくらはぎの筋肉は歩くたびにポンプのように働き、脚にたまった血液を心臓へ送り返しているのです。この重要な役割から、ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれています。

ウォーキングで血流が改善するメカニズム

ウォーキングでは、足が次の順番で動きます。

1. かかとが地面に接触する
2. 足裏全体で体重を支える
3. つま先で地面を蹴る

この「つま先で蹴る動作」のとき、ふくらはぎの筋肉が強く収縮します。

すると静脈が圧迫され、血液が上へ押し出されます。さらに静脈の内部には **静脈弁** という逆流防止の仕組みがあります。これにより血液は下に戻らず、心臓方向へ流れていきます。

このように、ウォーキングは歩くたびにふくらはぎのポンプを働かせ、脚の血液循環を改善する運動なのです。

また、ウォーキングは筋肉を動かすことで全身の血流量も増えるため、冷えやむくみの改善にも効果が期待できます。

血流を良くするウォーキングのポイント

ウォーキングの効果を高めるためには、歩き方にも少し意識を向けることが大切です。

次のポイントを意識すると、ふくらはぎのポンプ作用をより活かすことができます。

1 かかとから着地する

かかとから自然に着地することで、足首の動きが大きくなり、ふくらはぎの筋肉が働きやすくなります。

2 つま先で地面を押す

歩く最後の動作でしっかり地面を押すことで、ふくらはぎの筋肉が強く収縮します。

3 歩幅を少し広くする

歩幅を広げると足首の動きが大きくなり、ふくらはぎのポンプ作用が強く働きます。

反対に、すり足のような歩き方や歩幅の小さい歩き方では、ふくらはぎの筋肉が十分に働かないことがあります。

こんな運動もあります:カーフレイズ(かかと上げ運動)

ウォーキング以外にも、ふくらはぎのポンプ作用を高める簡単な運動があります。それが **カーフレイズ(かかと上げ運動)** です。

カーフレイズは、立った状態でかかとを持ち上げるシンプルな運動ですが、ふくらはぎの筋肉を直接動かすため、血流改善の運動としてもよく紹介されています。

この運動では

腓腹筋
ヒラメ筋

が収縮し、脚の静脈を圧迫することで **筋ポンプ作用** が働きます。

カーフレイズの簡単なやり方

1. まっすぐ立つ(壁や椅子につかまってもOK)
2. ゆっくりかかとを持ち上げる
3. 1〜2秒キープする
4. ゆっくりかかとを下ろす

これを **10〜20回ほど繰り返します。**

デスクワークなどで長時間座ることが多い人は、ウォーキングに加えてこの運動を取り入れると、ふくらはぎの筋肉をより動かすことができます。

座ったままでもできる運動:足関節ポンプ運動

ウォーキングやカーフレイズのほかにも、座ったままできる簡単な運動があります。それが **足関節ポンプ運動(ankle pump exercise)** です。

この運動は、足首を細かく上下に動かすことで、ふくらはぎの筋肉をリズミカルに収縮させる方法です。

ふくらはぎの筋肉には

腓腹筋
ヒラメ筋

があります。

これらの筋肉が収縮すると、脚の静脈が圧迫され、血液が心臓方向へ押し戻されます。この働きは **筋ポンプ作用** と呼ばれます。

特にヒラメ筋は下肢の血液循環に大きな役割を持つ筋肉で、座っている時間が長いと血液が脚にたまりやすくなります。そのため、足首を動かすだけでも血流を促す効果が期待できます。

足関節ポンプ運動のやり方

1. 椅子に座る
2. かかとは床につけたままにする
3. つま先を上げる
4. つま先を下げる

この動きを**1秒に1回程度のペースで30〜60秒ほど繰り返します。**

デスクワークの人にもおすすめ

デスクワークなどで長時間座っていると、脚の血流は滞りやすくなります。
そのような場合でも、この足関節ポンプ運動ならその場で簡単に行うことができます。

ウォーキングやカーフレイズとあわせて取り入れることで、ふくらはぎのポンプ作用をより活かすことができるでしょう。

まとめ

ウォーキングが健康に良い理由の一つは、ふくらはぎの筋肉が血液を心臓へ送り返すポンプとして働くからです。

ふくらはぎの筋肉が収縮すると **筋ポンプ作用** が起こり、脚にたまりやすい血液が上へ押し上げられます。その結果、血流が改善し、むくみや冷えの予防にもつながります。

ウォーキングをするときは

* かかとから着地する
* つま先で地面を押す
* 少し歩幅を広くする

といったポイントを意識してみてください。

さらに、**カーフレイズ(かかと上げ運動)**のような簡単な運動を取り入れると、ふくらはぎのポンプ作用をより活かすことができます。

日常生活の中でふくらはぎの筋肉を意識的に動かすことが、血流改善や健康維持につながるでしょう。

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